こんにちは。ロッキンです。
今日は私の父について、私の幼い頃の思い出とともにお話しようと思います。
私には5つ上の姉(まりん:仮名)と2つ下の妹(りんご:仮名)がいます。
父はとっても厳格な人で、幼い頃から私たち子供たちにとってはちょっと怖い存在でした。お願い事をする時なんて、正座して敬語という感じの状態でしたから、学校のテストの結果を報告する時なんて、心臓ドキドキ、バクバクものでした。?
でも、とっても家族想いで、仕事がお休みの時は必ずと言っていいほど公園に行っては、キャッチボールをしてくれたり、バトミントンをしてくれたりと私たち3人と一緒に遊んでくれて、私たちのことをいっぱい愛してくれている父でした。そんな父、怖い顔して、冗談をいうのがだ〜い好きで、よく父からユニークな話を聞かされたものでした。
そんな父からでたお話です。
幼い頃、父が時々私たち3人に真面目な顔をして「まりんはパパの連れ子で、ロッキンは拾い子、りんごはもらい子なんだよ」と言っていたんです。姉と妹のリアクションは私とは違っていましたが、私は割と能天気な方だったので、「へー そうなんだー でも、パパとママのそばにいられるから拾いっ子でも関係ないわ〜」なんて気楽に考えてました。?
私、幼い頃から結構なんでも信じちゃう子だったんです。でも、あまり深く考えないという・・・あはは。
そんなある日、父が私たち3人に呼んで、真剣な表情で「今日は3人に話がある!」と言ってきました。
続けて「実はな、りんごの本当のお父さんとお母さんがりんごを連れ戻したいといってきたんだよ。りんご、あのお家に帰るかい?」と私の妹に聞いてきたんです。
りんごはあまりにも突然のことだったので、「え? いやよっ! そんなの!」と拒否。(そりゃそうですよね。第一、そんなこという親っているのでしょうか??)
そこで、さらに面白がって、父は「でもね、りんごの本当のお父さんとお母さんのお家にはと〜っても大きなプールがあって、グランドピアノまであるんだよ。
りんご、ピアノ習いたいって言っていただろう? それに、そのお家なら、たくさんのおもちゃだって買ってもらえるよ。もし、パパとママに会いたくなったら、週末にはパパとママのとこに会いに帰ってくることもできるんだ。それだったら、りんご、大丈夫だろう? どうだ? あっちのお家に行くかい?」と。
りんごはちょっと冷静になって、「私はいきたくないっ!」と続けて拒否。
(恐らく、妹は父のいうことは冗談だって気付いていたんだと思います、あまりにも冷めた反応でしたから。 妹、常に沈着冷静なんです、幼い頃から。)
りんごが父の誘いにうまくのってこないものだから、今度は姉と私にふってきました。
「まりん、ロッキン、りんごが行きたくないって言ってるけど、どちらかががあの家の子になるかい? あのお家のお父さんもお母さんもとっても優しくていい人だよ。 あのお家に行ったら、プールもあるからいつでも泳げるし、おもちゃもいっぱい買ってもらえるよ。寂しくなったら、週末にはパパとママに会いに帰ってこれるよ。どうだ、まりんがいくか? それともロッキンがいくか?」と聞いてきました。
まりんは「私はパパとママのとこにいるの!」とこれまた父の誘いにはのってきません。(姉はとっても賢いんです。りんごに聞いてきた時点ですぐに気づいたのでしょうね、父の話が嘘だってことを。でも、それをまともに「そんな話は嘘だ!」なんて父を傷つけることはしないとっても優しい姉でもあるんです。)
父の誘いを断った姉を見て、私は、心の中で「え? 私にチャンスが舞い込んできた? 私、行ってもいいかも!?」と思ったのです。
その頃、私はちょうど水泳を習っていたので、そんなお家にプールがあるなんて最高!!って思ったわけです! しかも、おもちゃだって好きだけ買ってもらえるんでしょ? 姉が行かないなら、私が!ってね。
そこで、私は父に確認しました。
「パパ・・・寂しくなったら、ほんとにほんとにほーんとにパパとママに会いに帰ってこれるの? ほんと?」と。
だって、プールのあるお家ってその当時憧れのお家だったし、グランドピアノまであるってすごいじゃない! しかも、今までは姉や妹とおもちゃだってお人形さんだってシェアしなくちゃいけなかったけど、そのお家にいったら、買ってもらったおもちゃはぜ〜んぶ私のおもちゃ! しかも、寂しくなったら、パパとママに会いに帰ってこれるんだったら、こんな話、最高じゃん!ってね。?
そして、私が「ね、いつまでにあっちのお父さんとお母さんにお返事しなくちゃいけないの?」なんて突拍子もない質問をしたものだから、父、ちょっと固まりました。
父はまさか、まさかの私の反応に、多少なりとも懸念に感じたのでしょうね。。。それ以降、父からその話は持ち出されなくなりました。
私は時々、どうしてパパはあの話をしなくなったんだろう?と思ってはいましたが、聞くことができませんでした。だって、ほんとにそのお家の子になる決心ができてなかったから。。。(って、当然ですよね。?)
実は、私自身、父のこの話がウソだったと気付いたのは随分経ってからのことでした。?
私が実家に帰ると時々この話が出ますが、その度、父はばつの悪そうな顔をして、苦笑いしてます。 でも、これも今となってはいい思い出の1つです。
そして、父と母と笑いながら、他の思い出話で盛り上がります。
そんな父の誕生日が近づいてきました。今年で83歳になります。
ガン手術、治療をして、私よりも細く小さくなってしまった父ですが、母と2人でなんとかやってくれているようです。
パパ、お誕生日おめでとう。
また私が日本に帰ったら、一緒に笑い話をしようね!
その日を心待ちにしているからね。
・・・と、長々と書いてしまいましたが、今日は私のお話にお付き合いくださり、ありがとうございました。
さて、読者の方から、ご紹介したものを作りました!というご連絡を頂いたので、ちょっとご紹介したいと思います♪
今日ご紹介する方は、リピーターの方です! では、いってみましょう!!
= ロッキンの感激コーナー =
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こば
お父様、お誕生日おめでとうございます。
そろそろお誕生日で83歳ということは、早生まれの私の母と同じ学年になります・・。(母、ウサギ年の1月生まれ)
ご両親が一緒に元気に過ごされているのは、うれしいですね。
コロナのめどがついて、帰省できる日が早く来ますように。
今はネットで画面越しにおしゃべりできるけれど、やはり実際に会いたいですよね。
ロッキン
こばさん、父へのお祝いのメッセージありがとうございます。
そうですか、お母様も83歳に・・・
ほんとに、両親が元気でいてくれることが私たち娘への毎日の励みの1つにもなってます。
ええ、帰ってまたお互いの肌を感じて懐かしい思い出話に盛り上がりたいです。