こんにちは。ロッキンです。
シングルマザー時代、お金を稼ぐためにいろいろなことしました。その1つにプライベートシェフがあります。今日はそのお話をしようと思います。
その当時、ちょうどケータリングビジネスをやり始めた頃で、あるサイトで「プライベートシェフ募集!」という広告を見つけました。
これはいい!と思い、即先方に自分の履歴書とともにメールを送りました。
すると、数時間後に返信!
その返信主は、ある会社の社長秘書さんからでした。
どうやら、ビジネスとは別で、社長さん宅でのホームパーティーで料理を作ってくれる人を探してるとのこと。
何度かのメールのやり取りの結果、社長さんが一度私に会いたいとの連絡が来ました。そうです、面接です。
場所はうちから2時間弱いった高級シティーリゾートでもあるマリーナ・デル・レイ(Marina Del Rey)。通常、そんな遠くの仕事は受けないのですが、場所が場所だけに今後、いいお客さんになってくれるかもしれない・・と甘い期待もあり、うかがうことにしました。
その社長さんのお宅は、目の前に大きなヨットハーバーがある高層マンションの一角。駐車場もドドドーンと建物内にあり、まるでデパートの駐車場のようです。
ドキドキしながらも、無事その社長さん宅に到着。駐車場から電話を入れると、社長秘書さんがでられ、ご自宅までの簡単な案内を受け、いざ!
玄関でピンポーンとベルを鳴らすと、女性が出てきまた。この女性は社長秘書さん。奥には社長さんらしき人が座ってました。奥に通され、面接です。
通常、私は面接にいく時、自分が作ったものを持って面接に挑みます。もちろん、面接のレベルにもよりますが、今回は会う前に何度か社長秘書さんともメールでのやりとりをしていたので、今回の面接は最終面接だと感じていたのでした。
社長さんも社長秘書さんも私が作ったもの(この時は、クッキーを数種類焼いて持っていきました)をとても気に入ってくれて、話もスムーズに進んで行きました。
今回のパーテイーは10名ほどの参加で、そのうち、子供が2人。招待者の中に食べ物アレルギーの人がいる、どんな料理を作って欲しいか・・・ など詳しいことを聞いて、最後に報酬の話題にうつりました。
トータル的に見て、悪い話ではありませんでしたが、ネックはうちからの距離でした。でも、この仕事を次の仕事に繋げていきたいという気持ちが強かったのもあり、先方のオファーでお受けすることにし、その場を出ました。
パーテイー当日まで3週間あったので、まずは献立作りからです。
先方は私が日本人だと知って、できたら、日本食がいいというリクエストがあったので、これはまさに天からの恵み!
そこで、カリフォルニアロールをはじめ巻き寿司を3種類、つくね串、鳥の唐揚げ、天ぷら、蕎麦サラダなどを作ることにしました。デザートは抹茶のチーズケーキです。
今回のお仕事は、先方から1人分の予算を言われ、その中で材料費など実際にかかる代金、そして、自分への賃金を考えなければいけません。なので、食材も安く手に入れられれば、それだけ自分への賃金へとなります。なので、食材の買い出しもいかに賢く買うかがポイントでした。
また、慣れないキッチンでの料理はアクシデントもおきがちなので、家で事前に作っておけるものは全て作っておき、あとは先方にいってからという形にしました。
パーテイーの当日、材料をはじめ、包丁やまな板などの必要なキッチンツールを全て車に運び、早めに家を出て、先方に向かいました。
パーテイーは夜7時スタートでしたので、3時には先方へ。
テーブルクロスやナプキンなどは全て社長さん宅のものを使っていいということだったので、まずはテーブルセッテイングに取り掛かります。
簡単にお花も飾り、家から持ってきた日本の置物なども飾り、テーブルセッテイングは準備OK!
このお宅のキッチンのストーブはガスでなく、電気だったため、火力が弱く、最初かなりてこづりましたが、なんとか、次々と料理を作り上げ、テーブルへ。
その頃には招待客の皆さんたちが現れ、あらかじめ出しておいた枝豆を食べながらお喋り。中には、私に料理の質問をしてくるお客様がいらして、私は汗をかきながら必死に返答。?
私が作った料理を美味しそうに食べてくれているお客様の姿を見て、ホッ。
デザートをお出した後も、お客様たち、ベランダに出てお酒を嗜みながら、お喋り。
社長さんが私にもお声をかけてくれて、最後は、私も皆さんの輪の中へ。
最後のお客様がお帰りになったのは、夜10時過ぎでしょうか。
お片付けを簡単に済ませ、自分が持ってきたものを全て自分の車に運び、社長さんにご挨拶。
お客様も社長さんもとってもご満足してくださったようで、大きなチップとともお代金を頂戴し、その場を去りました。
家に着いたのは、夜中の2時近く。くったくたでした。。。
ケータリングビジネス・・・1人で全てやるにはかなりの労働量です。お金に換算するともとが取れてるのか?と思うけど、この達成感みたいなものは最高です。そして、その後も社長さんからいくつかのお仕事の依頼があり、この1つの仕事が次への仕事へと繋がっていきました。
きっと場所によってお客様のニーズや、シェフによって商談の進め方も料理の出し方も様々だと思います。また、アメリカでプライベートシェフとして成功されてる方ってかなりの勉強家と計算に強い方だと思います。
プライベートシェフをしてみたいと思っている方がいらしたら、是非頑張ってほしいと思います。
私自身、このプライベートシェフのお仕事で学んだ経験は今の私への頑張りに繋がったと自負しています。
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もふママ
ロッキンさん、
プロのお仕事ですね、プラニングからのお気遣い、さすがです。ただでさえ人のお口に入る物という事での緊張感があるでしょう。加えてパーティとなればホスト側の面子や思惑もありますね。思わず胃酸が増えそうな状況に備えてのロッキンさんのプロフェッショナチズム、ちょっとお手を拝借? パパパンをお送りしたいと存じます♪
ロッキン
もふママさん、うわ〜ん、パパパン?っだなんて! かえって恐縮しちゃいます。?
でも、ありがとうございますm(__)m
おっしゃる通り、プランニングから緊張の嵐でした。
でも、お客様がご満足された顔を見られると全ての苦労が一気に飛んでしまうんですよね。
きっとどのお仕事でもそうだと思いますが、何かをした時の達成感、満足感があるからこそ、頑張られるのでしょうね。