*人気ブログランキングにも参加しています。* *是非こちらもクリックよろしくお願い足します。*
アジフライの行方
こんにちは。ロッキンです。
今日は私の幼い頃の思い出をお話しようと思います。
私が幼稚園に入るちょっと前に父の転職を機に家族みんなで市内に引越しをしました。父の第二の人生スタートです! 父は脱サラし、自分のお店を持つ決心をし、資格をとり、和食(日本食)のお店を開きました。1階がお店、2階が住居といった感じで、屋上もあり、幼かった私は新しい土地での生活に心踊らせていました。
ありがたいことに父のお店は繁盛し、母も父のお手伝いでキッチンに入り、朝から夜まで大忙しでした。それでも、母は、食事の支度はもちろんのこと、いつも私たちに手作りのおやつを作ってくれたりてました。私には姉と妹がいますが、母はまだ幼かった私たちのために、1日に何回も1階(お店)と2階(家)を上がり降りし、私たちの面倒をみてくれてました。
父のお店は確か夜8時までの営業だったと思いますが、普通は、お店が終わって、お店の片付けが終わってから家族みんなで1階で夕食をとるという習慣でした。が、時折予定よりも遅くなってしまうこともあったので、そういう時は、父と母がお店の注文の合間に私たちの夕食を作ってくれ、2階まで運んできてくれて、先に私たち3姉妹だけで食べるということもありました。
この日も予約の大きなグループのお客さんが少し延長されるということで、夕食は私たち子供だけとなり、母がいつものように夕食を2階まで運んでくれました。が、その日の献立が、私が大嫌いだったアジフライだったのです。。。。 今では食べられるようになりましたが、幼い頃はなぜか嫌いで、お皿にのったアジフライを見て、げ〜っ!! でも、我が家では「出されたものは感謝して食べる」家訓があって、食べなくてはいけません。でも、アジフライ大嫌い・・・ 子供ながら、いろいろ策をねりました。食卓には父も母もいません。姉と妹だけ。食べるふりをしてさっとテイッシューに自分のアジフライを包み、テーブルの下に隠しました。食後は姉と妹とTVタイム。TVを見ながらも、テイッシューに包んだアジフライのことが気になって集中できません。咄嗟に思いついた事が「このアジフライが家の中になければいいんだ!」でした。そこで、姉と妹がTVに集中してる間に、「今日はちょっと暑いね。窓開けるねー」なんて言いながら、窓をあけ、テイッシューに包まったアジフライを外にポイっ! アジフライは、お店の前に落ちました。ここまで読まれた方は、「この時点で、アウト!」だと思いますよね? でも、その当時の私はまだまだ幼い子。私は、「あ〜 これでもう大丈夫!」って安心し切ってしまったのです。だって、テイッシューに包んだアジフライはもう家の中にないんですもの!
お客さんたちが皆お店を後にして、父と母がお店のお片付け。母が外の掃除をし始めた瞬間、「これは何???」と母の大きな声が外から聞こえてきました。
母はすぐにわかったようです・・・ 犯人が誰かを。
この話は、今でも笑い話として実家に帰った時にでる話ですが、あの頃の私、かなりの問題児でした。?
« 芝犬ゆずの1日
Leave a Reply